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窓シャッターの後付け条件とは?
失敗しない選び方と文化シヤッター独自の「防犯・防災・快適」機能を解説

2026.08.18
マドマスターシリーズ

窓シャッターの後付けを検討中の方向けに後付けできる条件、目的別の選び方・メリット(手動・電動・換気採光・ブラインド)について詳しく紹介します。また、文化シヤッターのマドマスターシリーズの特長や安心の責任施工体制もあわせて解説します。

窓シャッターは、既存の窓に後付けで取り付けることができます。台風対策や防犯など、後付けシャッターには多くのメリットがあります。「新築時に付けなかったから無理かも」と諦めている方も、ぜひこの記事をご一読ください。

またこの記事では、後付けできる窓の条件や手動・電動の選び方、目的別(防犯・防災・快適)の特徴、工事の流れまで、わかりやすく解説します。窓シャッターの設置を検討している方の参考になれば幸いです。

目次

1. 窓シャッターは後付けできる

冒頭でもお伝えしたとおり、窓シャッターは既存の窓に後付けできます。現在は後付け専用の製品が充実しており、今ある窓の上から設置できるため、新築時にシャッターを設置しなかった住宅でも取り付け可能です。
ただし、すべての窓に無条件で取り付けられるわけではなく、窓の形状や建物の構造、設置環境によっても取り付けの可否が変わります。ここでご紹介する条件を事前に把握しておくことで、スムーズな設置が実現します。

1.1 後付けできる窓の条件

後付けできる建物かどうかをチェックするポイントとして、以下の3つがあります。

  1. 外壁にシャッターを設置するスペースがあること
  2. 建物が木造または鉄筋コンクリート造であること
  3. 横にスライドして開閉する引き違い窓で雨戸やシャッターがないこと

上記3つの条件が揃っていれば基本的に窓シャッターを後付けできます。また、シャッターボックスを設置するために窓の上部にスペースが確保されている必要があり、窓の構造や壁の強度が十分であることも必要です。これらの条件を満たしているかどうかは、文化シヤッターによる現地調査で確認するのが確実です。

【窓シャッターを後付けできる建物の条件】

確認項目 条件
窓の種類 引き違い窓(左右にスライドするタイプ)
建物の構造 木造または鉄筋コンクリート造
窓上部のスペース シャッターボックスを収納できる空間があること
壁の強度 シャッターの重量を支えられること
既存のシャッター・雨戸 ない場合はそのまま設置可(ある場合は撤去が必要)

対応躯体・適応サッシの詳細(マドマスターシリーズの場合)

文化シヤッターのマドマスターシリーズでは、後付けできる躯体や適応サッシの条件が機種ごとに細かく規定されています。具体的な対応状況は以下のとおりです。

機種 対応躯体
マドマスタータップ2 木造在来工法、2×4工法、RC造、ALC造(RC造・ALC造は別途専用部品が必要)
マドマスターリード後付/ソラル2 木造在来工法、2×4工法(RC造は別途専用部品が必要)

※ALC造では支持板を貫通ボルトで固定する施工となるため、事前の現場確認が必要です。

取り付けが可能な場所の主な条件

各機種に共通する取り付けの可否を判断するポイントを整理すると、以下のとおりです。

  • 開口部の周囲に窓シャッターを取り付けるスペースがあること(軒天・バルコニー・雨樋・エアコン配管などの干渉がない)
  • 取り付けねじの位置に十分な下地材があり、取り付け面が平坦であること
  • 作業スペース・足場が確保できること
  • サッシサイズおよび出幅が許容寸法以内であること
  • メンテナンス対応ができる場所であること(非常進入口の場合は法的要件も確認が必要)

サッシについての注意点

マドマスターシリーズの多くはサッシの屋外側に取り付ける製品のため、FIX窓には設置できません。また、すべり出し窓などの引き違い以外のサッシの場合、錠操作や停電時操作などの通常操作ができないケースがあります。換気・採光モデル(全タイプ)では、幅木反射板の清掃ができない窓には設置できないため、事前の確認が必要です。

外壁取付後仕様の条件

外壁仕上げ後にシャッターを取り付ける「外壁取付後仕様」を選ぶ場合の条件は以下のとおりです。

  • 取り付け可能な外壁は、窯業系サイディングおよび金属系サイディング
  • ラップサイディングや凹凸が深く取り付け面が平坦でない外壁には取り付け不可
  • 取り付け可能な外壁厚さは45ミリ以下
  • 外壁に穴を開けて通線するため、電気工事は別途必要
  • 壁スイッチまでの配線が露出配線となる場合あり

取り付けスペース(マドマスタータップ2・マドマスターソラル2)

シャッター本体を納めるために必要なスペースは機種ごとに異なります。以下はスタンダードタイプの主な目安です。

【マドマスターシリーズの大きさの目安】

機種 上枠寸法(a) 作業スペース(F)
マドマスタータップ2(スタンダード) 250mm以上(換気・採光は290mm以上) 100mm以上
マドマスターソラル2 305mm以上 100mm以上

※正確な寸法は窓サイズや納まりによって異なります。詳細はカタログまたは販売店へご確認ください。

1.2 後付けが難しいケースと対処法

後付けが難しい窓は、出窓のように壁から出ている窓や、外開きの窓です。窓とシャッターが干渉してしまうため、取り付けができません。また、マンションでは管理規約で外観を変更するようなリフォームを禁止している場合があり、シャッターの後付けには管理会社や管理組合への許可申請が必要になる場合があります。

こうした難しいケースでも、すぐにあきらめる必要はありません。近年のリフォーム用シャッターは、取り付けに必要なスペースが小さくて済むものもあります。窓の横や上部に余裕がない場合や、窓の下が土間やデッキに接しているケースでも対応できる可能性が高いため、文化シヤッターに相談してみるとよいでしょう。

2. 窓シャッターを後付けする工事のメリット

冒頭でもお伝えしたとおり、窓シャッターは既存の窓に後付けできます。現在は後付け専用の製品が充実しており、今ある窓の上から設置できるため、新築時にシャッターを設置しなかった住宅でも取り付け可能です。
ただし、すべての窓に無条件で取り付けられるわけではなく、窓の形状や建物の構造、設置環境によっても取り付けの可否が変わります。ここでご紹介する条件を事前に把握しておくことで、スムーズな設置が実現します。

【窓シャッターを後付けする工事のメリット】

メリット 主な効果
防災(台風・飛来物対策) 窓ガラスの破損を防ぎ、住宅内部へのダメージを軽減
防犯・空き巣対策 物理的バリケードとなり、不法侵入を抑止
快適・省エネ 室内温度を保ち、冷暖房効率を向上
遮光・プライバシー確保 外からの視線を遮り、室内環境を整える

2.1 台風や飛来物から窓を守る防災効果

台風や突風で飛来物が窓に当たり、ガラスが割れてしまう事故は毎年のように発生しています。窓シャッターを後付けしておくことで、こうした事態への備えができます。また、窓シャッターは悪天候や気象条件から住宅を保護するのに役立つだけでなく、窓ガラスやフレームを雨・風・砂ぼこりから守り、窓の寿命を伸ばしてくれるでしょう。

近年は災害級の台風や異常気象が増加しており、防災意識の高い方にとって、窓シャッターは必須の備えといえるでしょう。

2.2 防犯性能の向上と空き巣対策

警察庁の「令和5年の刑法犯に関する統計資料」※1によると、戸建て住宅で空き巣が侵入する経路として最も多いのは「窓」であり、侵入方法はガラスを割って入るケースが最多であると報告されました。シャッターを設置することで物理的なバリケードとなり、侵入を防ぎます。

防犯性能の高いシャッターには、こじ開けに強いロック機能がついたものもあり、安心感があります。また、空き巣はシャッターを開ける音や手間、室内の状況がわからないリスクを避けるため、シャッターがあるというだけで空き巣被害に遭う確率が大きく下がるでしょう。

※1 出典「令和5年の刑法犯に関する統計資料」 より引用しています。

2.3 プライバシーと遮光の確保

シャッターをピタリと閉めてしまえば、外部からの視線を完全に遮り、プライバシーを守れます。夜間のカーテンからの光漏れや透けを防止できるだけでなく、プライバシーを確保するのに役立ちます。

寝室を完全に遮光したい場合や、道路や隣家から室内が見えやすい窓がある場合、特に効果を発揮するでしょう。完全に閉め切りたくない場合は、スリットタイプやブラインドタイプを選ぶことで、必要に応じて明るさを調整できるため、真っ暗になりすぎるのが嫌な方にもおすすめです。

3. 窓シャッター後付けのデメリットと注意点

窓シャッターの後付けには、防災・防犯などさまざまなメリットがある一方で、導入前に把握しておくべきデメリットや注意点も存在します。設置後に「こんなはずではなかった」と後悔しないよう、あらかじめ確認しておきましょう。

3.1 初期費用がかかる

手動か電動かで価格は異なるものの、シャッターにかかる費用は決して安くありません。設置する窓の数が増えるほど費用もかさむため、取り付け後に後悔しないためにも、どこに何の目的で設置するのかを十分に検討してから判断しましょう。

シャッターの設置には、手動・電動いずれの場合でも相応の費用が必要です。複数の窓に設置する場合は、さらに費用がかかります。予算に応じて、重要度の高い窓から順次設置すると良いでしょう。

また、足場の設置費用や輸送の手間がかかるため、新築時より割高になりがちな点に留意しなければなりません。すでに取り付けられている雨戸を撤去する場合は、シャッター価格に加えて撤去費用もプラスされます。

3.2 手動タイプの開閉の手間と騒音

手動シャッターを選んだ場合、朝晩の「窓を開けて、網戸を開けて、シャッターを上げ下ろしする」という動作が必要です。毎日のことになると、シャッターの開け閉めは意外と負担になります。

シャッターの開閉時には音が発生します。特に手動シャッターの場合、開閉時に比較的大きな音が発生しやすく、早朝や深夜の操作では近隣への配慮が必要です。電動シャッターは手動に比べて静音性に優れていますが、完全に無音ではありません。住宅密集地では、音に配慮した製品の選択が重要です。

なお、シャッターのデメリットのほとんどは電動シャッターを選ぶと発生しません。電動シャッターには採光採風タイプやタイマー付きのシャッターもあるからです。開閉の手間や騒音が気になる方は、電動タイプの検討をおすすめします。

3.3 外観やデザインへの影響

シャッターを収納するための「ボックス」が窓の上部に出っ張るため、見た目の印象が変わります。窓の上部にシャッターを収納するためのシャッターボックスを設置しなければならず、イメージしていた窓周りのデザインに仕上がらない可能性もあります。設置後の後悔を減らすためにも、シャッター自体のデザインや外観とのバランスをあらかじめ確認したほうが良いでしょう。

また、取り付け可能な窓の種類にも制限があります。外側に開くタイプの窓(たとえば滑り出し窓など)や、特殊な形状の出窓などの場合、物理的に取り付けができないケースがあります。

下の表で、デメリットの内容と主な対処法をまとめました。取り付けを検討する際に参考にしてください。

【窓シャッターを後付けするデメリット】

デメリット 主な対処法
初期費用が高い 優先度の高い窓から順番に設置する/設置目的を明確にする
手動の開閉が手間になる 電動タイプを選ぶ/タイマー付きモデルを活用する
開閉音が近隣に響く 静音性の高い電動シャッターを選ぶ/早朝・深夜の操作を避ける
シャッターボックスが外観に影響する 設置前に外観イメージを確認する/デザイン性の高い製品を選ぶ
取り付けられない窓がある 事前に業者による現地調査を依頼する

4. 目的別に選ぶ窓シャッター(防犯・防災・快適)

マドマスター

窓シャッターを後付けする際は、最も重視する目的を明確にすることで最適な機種を選びやすくなります。マドマスターシリーズでは「防犯」「防災」「快適」という3つの軸で製品が設計されています。

手動タイプは「防犯」「防災」を中心にコストパフォーマンスを重視したい方向け、電動・換気採光・ブラインドタイプは「防犯」「防災」に加えて「快適」も追求したい方向けという位置づけです。本章ではそれぞれの目的別の特徴と、適した製品を紹介します。

4.1 防犯を重視する方向けの窓シャッター

警察庁の「住まいる防犯110番 手口で見る侵入犯罪の脅威」※2によると、戸建て住宅への侵入窃盗の侵入口は「窓」が最も多く、手口の中心はガラス破りと無締まりです。窓シャッターを設置することで、侵入に時間をかけさせ、音を立てさせ、室内の様子を見えなくする効果が期待できます。マドマスターシリーズには、こじ開けや無理な開放を防ぐ防犯機構が備わっています。

主な防犯機構

  • T型スラットフック: ガイドレール部からのこじ開けに威力を発揮。全閉時にスラット同士が嵌合する構造で、高い剛性を確保しています。
  • モーターロック/モーターブレーキ: 電動タイプに搭載され、シャッター全閉時に無理に開放しようとすると、開閉機が閉方向に作動して開放を防ぎます。停電時でも幅木錠は施錠されたままです。
  • 幅木錠/嵌合構造: 下枠と幅木がかみ合う嵌合構造により、ガイドレールを引き出してのこじ開けを防止します。

CP部品(防犯性能の高い建物部品)対応モデル

マドマスターシリーズには、商品ごとに定められた試験で抵抗時間が5分間以上であることを確認された「防犯性能の高い建物部品」(CP部品)として公表されているモデルもあります。最高レベルの防犯性能を求める場合は、CP部品対応モデルの採用をおすすめします。

※2 出典:「住まいる防犯110番 手口で見る侵入犯罪の脅威」より

4.2 防災を重視する方向けの窓シャッター

近年増加する台風や竜巻などの異常気象災害では、強風による飛来物で窓ガラスが割れる被害が目立っています。ガラスが破損すると室内に風が吹き込み、屋根が飛ぶなど被害が拡大する恐れがあります。マドマスターシリーズは、飛来物と強風の両方に対する防御性能を備えています。

飛来物対策(耐飛来物衝突性試験済み)

マドマスタータップ2(W9尺サイズ)は、JIS A 4717 M-2等級相当(加撃体C)の耐飛来物衝突性試験を実施しています。飛来物に見立てた角材を衝突させた試験では、スラット表面にへこみは生じたものの、建物内部のガラス破損はなく、飛来物の衝撃から住宅を守る有効性が確認されました。マドマスターソラル2もW6尺サイズで同等の試験を行い、同性能が確認されています。

耐風圧対策(スラットフック・高耐風モデル)

強風時は、家を回り込むようにして発生する「負圧」によってスラットがガイドレールから外れる恐れがあります。マドマスターリードの高耐風モデルは、レール内部補強とスラットフックが連動する独自構造で、最大2,100Pa(負圧)、風速換算で約82m/秒相当の強度を実現しました。これにより中低層階のマンションへの設置も可能となっています。さらに、スラットのバタつき音を軽減する消音帯(モヘア)や、風圧時の連結部のガタつきを抑えるスラットカーテン構造により、強風時の快適性も確保しています。

スマートフォン連動で気象警報に自動対応

ワイヤレス集中制御システム「セレコネクト2」対応モデルでは、お住まいの地域で気象警報が発令されると、登録済みのスマートフォンへプッシュ通知が届き、自動閉鎖の予定時刻が表示されます。万一シャッターを開けたまま外出してしまった場合でも、数分後に自動閉鎖されるため、急な悪天候から住宅を守れます。締め出されないよう、安全を考慮した「2段階閉鎖」も採用されています。

4.3 快適性を重視する方向けの窓シャッター

毎日の開閉の負担を減らしたい方、風や自然光を取り入れながらプライバシーも確保したい方には、電動タイプや換気・採光モデル、ブラインドタイプがおすすめです。マドマスターシリーズの快適性を支える主な機能を紹介します。

電動タイプでワンタッチ操作

電動タイプは、エアコンやテレビと同じ感覚でワンタッチで開閉できます。サッシを閉めた状態のまま室内から操作できるため、冬の冷気の入り込みを防げる点が手動タイプとの大きな違いです。壁スイッチには有線タイプ、ワイヤレスタイプ、スマートタイプがあり、設置場所や用途に応じて選べます。

風・自然光を取り込む換気・採光モデル、マドマスターソラル2

換気・採光モデルは、スリットを開閉することで風と光を採り入れながら、プライバシーと防犯性を両立できる機種です。1回の操作でスリット状態をつくりだすことができます。また、マドマスターソラル2では0°〜110°までルーバー角度を自在にコントロールできます。そのため、夏の強い日差しを和らげる「すだれ」のような効果もあり、省エネ志向の暮らしにもマッチします。スラット内部には発泡ウレタンを充填し、採光モデルでありながら強度も確保しています。

タイマー機能で生活シーンに合わせて自動開閉

タイマー機能を使えば、設定した時間に窓シャッターを自動で開閉できます。朝は起床時刻に合わせて自動で開けて自然光で目覚め、夕方は帰宅が遅くなっても自動で閉めて留守を感じさせにくくするといった使い方が可能です。お住まいの地域の日の出・日の入り時刻に合わせて自動開閉する「おひさまタイマー」も用意されています。

スマートフォン・HEMS連携でさらに便利に

ワイヤレス集中制御システム「セレコネクト2」対応モデルでは、スマートフォンから宅内・宅外を問わず窓シャッターを操作できます。HEMS(ホームエネルギーマネジメントシステム)にも対応しており、エアコンや照明などの家電と合わせてまとめて操作することも可能です。Amazon AlexaやGoogle Homeといったスマートスピーカーとの連携で、音声による操作もできます(ワイヤレス通信機2の購入が必要)。最大32台までの一斉操作にも対応しているため、家じゅうの窓シャッターを1つのアプリで管理できます。

4.4 目的別に見るおすすめ機種の選び方

マドマスターシリーズの主な機種と特徴について整理しました。それぞれの目的によっておすすめ機種が異なるため、特徴を参考にお選びください。

【マスターズシリーズの主な機種と特徴について】

目的 おすすめ機種 特徴
防犯・防災+コストを抑えたい マドマスタータップ2(手動タイプ) コンパクトな納まりで後付けしやすい。RC造・ALC造にも対応。防犯・防災の基本性能を確保。
防犯・防災・快適すべてを重視 マドマスタータップ2(電動タイプ)/マドマスターリード後付 ワンタッチ操作で快適性が高く、スマートフォン連携にも対応。高耐風モデルは風速82m/秒相当の強度を確保。
換気・採光を重視 マドマスターソラル2 0°〜110°までルーバー角度を自在に調整可能。風・光を取り入れつつ、防犯・防災性能も確保。

5. 失敗しない窓シャッターの選び方

窓シャッターを後付けする際にもっとも悩むのが「どの製品を選べばよいか」という点です。開閉方式・タイプ・素材・設置場所という4つの軸を整理しておくと、自分の住まいに最適な製品を絞り込みやすくなります。

5.1 手動と電動はどちらを選ぶべきか

手動シャッターと電動シャッターではかかる費用が大きく異なり、電動を選択するとどのようなシャッターでも価格は上がります。価格の安さを最優先にするのであれば、明らかに手動がおすすめです。一方で、電動タイプのシャッターは身体的な負担が少ないため、高齢の方や小さなお子さまがいるご家庭におすすめです。また、電動タイプには停電時に手動開閉へ切り替えが可能なものもあり、いざというときも心配ありません。毎日の開閉の手間を重視するか、初期コストを抑えるかで判断しましょう。

5.2 クローズタイプとスリットタイプの違い

クローズタイプは、完全な遮断性能を持つため、防犯に重点を置く場合に適しています。一方、スリットタイプは光や風を調整できる柔軟性があり、日常的な使用に便利です。機能性も高いため、用途に応じて検討しましょう。

また、ブラインドタイプのシャッターは、ルーバー(羽板)の角度を調節することで通風・換気ができ、日差しの入る量も調節できます。目隠し効果と通風性を両立でき、快適な室内環境を保つために便利です。

【窓シャッターのタイプ別の特徴】

タイプ 採光・通風 防犯・遮光性 こんな方に向いている
クローズタイプ ×(閉時は不可) 防犯・防災を最優先にしたい方
スリットタイプ ○(閉時も可 換気・採光を確保しつつ防犯したい方
ブラインドタイプ ◎(角度調節可) 採光・通風を細かく調整したい方
耐風タイプ ×(閉時は不可) 台風・強風被害が多い地域の方

5.3 素材の種類と特徴

シャッターの素材によって、寿命やメンテナンスの必要性、デザインなどが異なります。住宅の窓やガレージに用いられるシャッターの素材は主に鉄製・スチール製とアルミ製の2種類です。スチール製の窓シャッターは、剛性が高く防犯性に優れる点がメリットです。

一方、アルミはさびにくいためメンテナンスしやすく、耐久性にも優れているため耐用年数が長いです。

【窓シャッターの素材の種類と特徴】

素材 耐久性 メンテナンス 費用
スチール(鋼)製 普通 サビ対策が必要 安い
アルミ製 高い 比較的容易 高め

5.4 設置場所や窓のサイズによる選び方

シャッターを設置するには、設置する窓の周りに設置スペースが必要です。窓の横に壁や換気口、エアコンのダクトなど障害となるものがあると設置が難しい場合もあります。また窓の上部の幅が狭いとシャッターボックスが取り付けられないことも考えられます。

1階の掃き出し窓のような大きな開口部には、遮光性や防犯性を重視したクローズタイプや、風に強い耐風タイプが適しています。寝室や子ども部屋の小窓には、換気しながらプライバシーを守れるスリットタイプも人気です。設置場所ごとに優先する機能を整理したうえで、製品を絞り込むことが後悔しない選択につながります。

6. 窓シャッター後付け工事の流れ

窓シャッターの後付け工事は、問い合わせから施工完了まで複数のステップを経て進みます。各工程の内容をあらかじめ把握しておくと、当日の作業もスムーズに進み、完成後のトラブルも防ぎやすくなります。

6.1 現地調査から見積もりまで

まず業者に連絡を取り、現地調査の日程を調整します。窓枠が劣化していないか、窓ガラスに異常がないか、窓の動作に問題がないかといった現状確認が行われます。既存の窓やサッシに異常があった場合は、先に修理や交換が必要になることもあります。
シャッターは窓の寸法に合わせてカスタマイズされるため、正確な測定が必要です。窓の高さ・幅・窓枠の厚さが計測されます。あわせて取り付け位置の塗装の状態や柱の位置、外壁の厚さ、漏水の有無なども確認され、設置の可否が判断されます。
現地調査の結果をもとに見積書が作成されます。予約・依頼の際は、取り付けたい窓の枚数・高さ・幅を測って伝えるとスムーズです。電動タイプを希望する場合は、電源位置の確認も同時に行われます。

6.2 工事当日の施工の流れ

工事当日は、下記の流れで施工を進めるのが一般的です。

【工事当日の流れ】

手順 作業内容 備考
①養生・準備 窓まわりや室内外を養生し、作業スペースを確保する 既存の雨戸がある場合は撤去作業も発生する
②ガイドレール・取り付け枠の設置 窓の両サイドにガイドレールと取り付け枠をビス固定する 防水処理も同時に行う
③シャッターケースの取り付け 窓上部にシャッターを収納するケース(ボックス)を設置する 窓上部のスペース確保が必要
④シャッター本体の組み込み シャッタースラット(羽根)※3をケースに収め、開閉動作を確認する スムーズな上下動作を調整する
⑤電気配線工事(電動の場合) モーターへの配線と操作スイッチ・リモコン受信機の取り付けを行う 電気工事士の資格が必要な作業※4
⑥動作確認・仕上げ 開閉動作・防水処理・外観の仕上がりを最終確認する 電動の場合はリモコン操作も確認する

※3 シャッタースラット:シャッターの「カーテン」部分を構成する、連なった細長い羽根状の金属(板)のことです。
※4 電動シャッターを設置するには配線工事が不可欠であり、それを行えるのは電気工事の有資格者のみです。無資格者による電気工事は違法となり、罰則が科される恐れがあります。必ず資格を持つ業者に依頼してください。

6.3 工事完了後のメンテナンスと注意点

窓シャッターは設置後も定期的なメンテナンスが必要です。主なメンテナンス内容は以下のとおりです。

【メンテナンス項目と頻度の目安】

メンテナンス項目 頻度の目安 内容
シャッタースラットの清掃 年2〜3回程度 ほこりや砂汚れを水拭きや柔らかいブラシで取り除く
ガイドレールへの注油 年1〜2回程度 シリコンスプレーなどを塗布し、開閉のスムーズさを保つ
防水コーキングの確認 年1回程度 取り付け枠まわりのコーキングの剥がれやひび割れを目視で確認する
電動モーターの点検(電動のみ) 数年に1回 異音や動作の不具合があれば文化シヤッターに点検を依頼する


電動シャッターは停電時に手動で開閉できる仕組みになっているため閉じ込められる心配はありません。ただし、停電時の手動操作の方法はシャッターにより異なるため、導入時に説明書などであらかじめ確認しておくことが大切です。

マンションや賃貸物件の場合は、共用部分である窓や外壁に工事を行ってよいかを管理組合に確認することが必要です。無断で設置した場合、のちに撤去を求められることもあります。工事後に後悔しないよう、事前の確認を怠らないようにしましょう。

7. 文化シヤッターの安心の責任施工体制

文化シヤッターのマドマスターシリーズは、全国に広がる自社の施工ネットワークによる「責任施工体制」を採用しています。製造・販売から施工・アフターサービスまでを一貫して対応することで、高品質な仕上がりと安心のメンテナンス対応を両立しています。

また、施工後のメンテナンスや不具合への対応も、同じ体制で行うため、万一の際も安心して相談できます。長期的に窓シャッターの性能を維持するうえで、責任施工体制は大きな強みといえます。

リフォーム・新築の後付設置にもフレキシブルに対応

既存住宅への後付けから新築時の取り付けまで、窓や外壁の条件に合わせて柔軟に対応できるのがマドマスターシリーズの特長です。さまざまな納まりや仕様に対応できるよう、豊富な取り付けバリエーションが用意されています。

多彩な納まりに対応

住宅の外壁形状や窓の位置によって、窓シャッターに求められる納まりはさまざまです。マドマスターシリーズでは、以下のような納まりに対応しています。

  • 片入隅納まり(両入隅納まり対応可): 壁の入隅部分に接するような位置の窓にも、取り付けが可能です。
  • 外付けサッシ納まり: 外壁から外側に張り出したサッシにも対応します。
  • ボックス省スペース納まり: シャッターボックスの収納スペースが限られる窓でも、コンパクトに納めることができます。
  • バルコニー納まり: バルコニーに面した窓にも取り付け可能です。

配線・外観に配慮した仕様

電動タイプの配線や、取り付けねじの見え方など、仕上がりに影響する細部にも配慮した仕様をラインアップしています。

  • 露出配線仕様をラインアップ: 外壁の状況により壁内配線が難しい場合でも、露出配線仕様を選ぶことで対応可能です。
  • ねじの外部露出なし: 取り付けねじを外から見えない構造にしたモデルがあり、外観の美しさを保てます。

このように、マドマスターシリーズは住宅ごとに異なる条件にあわせて、幅広いバリエーションで対応できることも強みのひとつです。リフォームでも新築でも、現場の状況にあわせて最適な納まりや仕様を選択でき、見た目にも配慮した仕上がりを実現します。

8. まとめ

窓シャッターは既存の窓にも後付けできるケースが多く、台風対策・防犯・快適性向上など多くのメリットをもたらします。マドマスターシリーズでは、木造在来工法・2×4工法をはじめ、機種によってはRC造・ALC造にも対応しており、既存の住宅環境に合わせて幅広く後付けが可能です。
選ぶ際は使い勝手や設置場所を考慮し、電動と手動、クローズ・スリット・ブラインドの各タイプを目的に合わせて使い分けることが大切です。素材もスチールとアルミでは耐久性やメンテナンスのしやすさが異なるため、用途に応じて検討しましょう。

マドマスターシリーズは、製造から施工・アフターサービスまで一貫した責任施工体制のもとで提供されており、リフォームや新築の後付設置にもフレキシブルに対応できます。後付けシャッターは住まいの安全性と快適性を高める有効なリフォームです。ぜひ本記事を参考に、ご自宅に合ったシャッター選びを進めてください。

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